人生観が変わった出来事

生き方

数年前に父がガンで亡くなりました。
生前は病気ひとつしない丈夫な人でしたが、ある時体調不良を訴え、調べた時は末期のガンでした。
そして入院してすぐに膀胱、腎臓からリンパに癌が転移し、あっという間に亡くなってしまいました。

父が残したものはと言うと、
200~300万円ほどの借金!
これには驚きました。
妹の旦那さんが半分以上、父の借金を返済してくれたのですが、
入院費、手術、葬儀や事後処理に100万以上かかる為、
自分が10年かけて、安月給で貯めた僅かなお金は、全て借金の返済に消えました。
父はずっと借金ばかりつくる人で、最後に亡くなってからも借金を残していったので、
父が亡くなった悲しみよりも、父の残した借金の事で、当時は怒りが湧いたのを思い出します。
その事は結果的には今では良かったと思っております。
なぜかと申しますと、悔しい!と思いがあったので、
何とか失ったお金を稼ごうと、
副業に真剣に取り組もうと決意させたきっかけになりました。
今副業を細々続けているのも(笑)この時の事に他なりません。

あと、父は一冊のノートを残していました。
生前亡くなるまで、様々な想いを綴ったノートでした。
ノートには今の自分の置かれている状況や、
日記のようなもの、怒りや不安などの気持ちが書かれていて、
死を受け入れる覚悟を決める事に、かなりの葛藤があったのではないかと、
そのノートから読み取れました。

もうかれこれ15年以上前になりますが、私は一度生死をさまよう体験をしております。

仕事があまりにも忙しく、毎日2時間睡眠が続いていた時で、過労で心臓の動きがおかしくなり、そのまま倒れてしまい、救急車で近くの当番病院に搬送されました。
意識を失ったまま、運び込まれた病室のベッドで、一日眠っていたそうです。
その間の事は、全く覚えていません。

その時の経験があまりにも衝撃だったため、死については、一般の人たちとの感覚とはだいぶ違う受け止め方をしております。

父は死ぬことを覚悟はしていたようですが、強がってるとはいえ、かなり不安だったと思います。
自分に出来ることは微々たるものでしたが、父に死の恐怖をあまり感じさせないよう、様々な話をして、死の恐怖から目をそらせようとしたり、勇気づけようとしていました。
時間があれば病院へ通ってなるべく関わるようにしました。

死をなんとか乗り切って欲しいと思い、自分も死の悲しみを感じないよう、父が生きている間は、悲しくないふりを続けました。

父は亡くなる数日前から、ずっと眠っていることが多くなりました。
また、よく意識を失うようになりました。
その後亡くなるまでは、凄く早かったです。

父の最後は、とても静かでした。
静かに眠るように、気が付いたら亡くなってました。
うっすら涙のスジが頬についていて、妹がそれを拭いてあげてました。
父が亡くなったんだ…と思うと、なんか心に穴が開いたような感覚がありました。
父の家族で、男同士は父と自分だけでしたが、寂しいと感じました。
父にもっと優しくしてあげたら良かったなと、もっと父のいう事をきいてあげたら
良かったなと…。

父とはよくケンカしましたが、自分の頼みをよく聞いてくれたり、電車賃がなくて帰宅出来なくて困っていた時、深夜でも1時間位かけて車で迎えにきてくれました。
自分はいい息子ではなかったと、今更ながら悔やまれます。

葬儀は身内だけの家族葬にしました。父の亡骸と共に一晩葬儀社で過ごし、父の傍に居れたことは良かったと思いました。

この後、父との事で不思議な事が起きます。
それはまた次回ふれたいと思います。

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