待ち合わせに遅れてばかり
今回は待ち合わせ・約束時間について考えてみたいと思います。
今のわたしは、人と待ち合わせる時、仕事の現場に向かう時、当然の事ですが、余裕を持って待ち合わせ場所に向かいます。
だいたい目安は初めての仕事先なら1時間前くらいに到着出来るように向かいます。何度も通っている場所、人との待ち合わせの場合は、最低でも30分位前に到着するように心がけています。
1時間は早いかもしれませんが、大抵の人は待ち合わせには余裕もって出かけられると思います。
しかし、以前のわたしはお恥ずかしことに遅刻常習犯でした(汗)
知人に遅れて謝ること頻繁。
会社に遅刻して謝る事の多い事。
社会人として、どうなのか!
遅刻の多いかなりのクズでした。
騙し騙し遅刻体質が改善出来ないまま、それから数年の時が過ぎました。
このままではいけないと思いながらも、時間の読みが苦手で、待ち合わせ時間に遅れるのを繰り返す始末。
そんな状態のまま、日本にリーマンショックによる長い不況の時代が訪れます。
世の中が不況に陥る
自分は、その頃フリー(自営業者)で仕事をしていました。
世の中に仕事がない状況でしたので、当然フリーの人は契約を切られてしまい、仕事を失います。
自分は養う家族がいる状況で、この時7ヶ月無収入になりました。
本当にこの時は生きた心地のしない、辛い時期を味わいました。
また、不況の時は誰しも自分の事で精一杯です。
この不況が続く間、私は人の嫌な部分を多く見て、人間不審に陥りました。
失業者が続出で、中高年は若い人からみたら、仕事に就くのが難しく、人のやりたがらない、キツい肉体労働、夜勤早朝の仕事を選ぶしかなく、選んでたしても、多くの求職者の中でその仕事を奪い合い、仕事に就けるかどうかも定かではないのが実情でした。
国全体が仕事がない状況だったので、本当に苦しかったです。
周りの人に、なんで仕事しないのと言われましたが、仕事したくても仕事がないわけですから。
とにかく何でも良いので求人広告を見つけたら、応募していました。
そのうち、JA( 農協 )がパートを募集している事を知り、直ぐに登録しました。
不況の中から学んだこと
運良く農協から直ぐに仕事の連絡が来て、地元の農家に早朝向かいました。
初めてパートに行く場所なので、余裕持って15分前に到着しました。
しかし!農協のパートさん方は、全員30分以上前から、到着していたのです。
皆さん朝スゴイ早いな!と驚きました。
そしてその日を終えました。
運良く続けて次のパート先が決まり、15分前位に到着するよう向かいました。
しかし!またしても他のパートさんが全員来てました。
そこでやっと判ったのですが、農家には暗黙ルールとして、30分ルールというのがあり、朝最低でも30分前に到着するというのが、基本だと知ったのです。
なので、パートの方の殆どは30分前だとなんかあったら困る場合もあり、1時間前には皆集まるようにしているとの事でした。
習慣になった30分前ルール
この業界にいなければ知る事の出来ないルールでした。
日本全国で30分前ルールにしているかは不明ですが、地元の農家の全てで、皆このルールを守っていました。
これはいかんと思い、次から自分は皆よりも早く到着するよう、真夏でもまだ日が昇らず暗い時間に出て、5時スタートに間に合うよう、場合によっては4時スタートですが、その1時間前には現場に入るようにしました。
この時の心がけのおかげで、今は平日9時の仕事でも、必ず30分~1時間前には到着出来るようになり、その日の仕事の準備も余裕持って出来るようになりました。
不思議なんですが、今では30分前ルールをしないと、なんとなく気持ちが悪くなるほど、このルールをマストにしています。
30分前ルールですが、自分のような遅刻が多い人間が、習慣にするのは、最初はとても大変です。
でもこれをやるようになれば、余裕が生まれます。
気持ちの上でも、多く得るものがあります。
是非皆さんも実践する事をオススメします。
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