男はつらいよの新作公開
昨晩、ニュース番組で、山田洋次監督(88歳)と男はつらいよの最新作映画について放送されてました。
男はつらいよと言えば、フーテンの寅さんこと、渥美清演じる車寅次郎の活躍するシリーズ映画で、48作品ありますが、その本数はギネスブックに、シリーズ本数世界一に認定されています。
山田洋次監督と女性レポーターが、映画の舞台である葛飾柴又の帝釈天を歩きながら、映画の事、現代の事などを監督に語ってもらってました。
山田洋次監督、もう88歳なんだと、少し驚きましたが、しっかり普通に歩いていて、年齢の割には若く感じられました。
監督がよく利用してたお店が何軒か映ってましたが、お店の店主が90歳で、この方も今も現役で、しっかりしていて驚きました。
監督と当時を振り返り、手を握りあっていたのが印象的でしたね。
監督の語る言葉にじーんとくるものがありました。
世の中にあれこれ求め過ぎな人が多くなっている
レポーターが、寅さんが今の時代を見た場合どう感じるかを聞いてましたが、
もう俺の出る幕じゃないなと言うような気がすると言ってました。
店で交わされる会話、人と人が会話を通じて親しみを覚える関係、なんかそういう大事なものが、消えようとしている。
そのように仰ってました。
自分もそうだなとしみじみ思い、監督が映っているテレビの前で、思わず正座して聞いておりました。
戦争についても語られてました。
戦争を体験した人たちは、二度と戦争を繰り返してはならないと、強く思っております。
しかし、今の人たちは戦争を知らない。
だからか、世界の首脳は戦争を起きても良い考えがあるのかわからないが、戦争について安易に考えているような気がすると、そんなふうに現代の事を思っているような感じでした。
また、コミュニケーションがなくなり、なんでも正しい事だけを手早く求める現代人に対し、懐疑的にも思っているような感じがありました。
監督の表情が、だんだん寂しそうな感じがして、テレビで見ていても辛かったです。
年齢についても思うところがあって、死ぬ事を直接話されたわけではないですが、88歳ならかなり高齢で、いつどうなるかわからない年齢でもあります。
やはり怖いと言われていました。
表情が曇っていました。
そりゃそうだよなと自分も思いました。
死が近いと、いつどうなるか不安はかなりのものだよなと感じました。
生命あっての人生、しっかり生きないといけないと改めて感じた次第です。
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