あれが思い出せなくて困ってます

記憶術

誰かと話をしている時、突然言いたかった事が思い出せなくなったり、内容はわかるのですが、そのものの名前や、あるキーワードが思い出せないことはないでしょうか?

自分は年齢のせいか、思い出せなくなることが、かなり多いです。

あれ?なんだっけ??

頭に引っかかっているのに、固有名詞や関連したキーワードが思い出せない。
軽い認知症なのか、脳が他の人より劣っているのか?そう思ってしまう事、しばしばありました。

このまま老化のせいかと、半ば諦めていたのですが、改善出来ないものか、よく調べたところ、これは脳の特性だと言う事が、わかりました。
改善する方法もわかったので、投稿したいと思います。

まず、全ての人の脳の中に、簡易的記録出来るスペースがあると思って下さい。

この部分はパソコンで言うところのキャッシュに該当する部分になります。
このキャッシュスペースが、大体の人は3~4個あるようです。
人によっては6個くらいある場合もあり、その人はかなり記憶力についてはアドバンテージを持っている事になります。

このキャッシュスペースは、一時的に思考を記憶するものなんですが、実際どういうふうに使われているかというと、例えば何か作業している時、別の事が気になって、その事を考えるとします。

仕事中の出来事として、データをパソコンで打ち込みしながら、ふと終業後の予定を思いだします。

そういえば、仕事終わってから、友人にメールで連絡することになっていたとか、仕事終わってから、子どもに頼まれていた本を、お店に寄って買って帰る約束していたとか、何かしながら別の事を考えると、キャッシュスペースがひとつ使われてしまいます。

こんな感じで、人間は常に沢山の思考を普段から巡らせているようです。

その都度キャッシュスペースは使われているので、考え事が3つも4つもあれば、
キャッシュスペースは常に空きが無い状況なのです。

この空きの無い状況の時に、何か思い出そうとしても、あれ?なんだっけ?
あの芸能人の名前なんて言ったかな?
あの食べ物の事を知っているのに、なんて言う食べ物だったかな?
途中まで名前が出てきているんだけど・・・。

という感じで今までわかっていた事が、ふと思い出せなくなるのです。

この時、記憶力低下したとか、歳のせいかもとか、はたまた認知症始まった?
いやいやそんなわけないか?
しかし忘れっぽくなったなとか、あまり歳のせいばかりで落ち込まなくて良いと思います。

要は思考のしすぎで、キャッシュスペースを解放していないから、思いだせないだけなのです。

何か記憶の底から引き出す場合、キャッシュスペースに空きが無いと引き出せません。

キャッシュスペースに余裕を持たせるには、思考を解放する事が必要です。
つまり忘れていい事はさっさと忘れる事です。

どうすれば良いかというと、メモをとる習慣を持ちましょう。

大事な予定はメモに書く、メールする事は先に題名だけ書いて下書き保存する。
タスクはスケジュールアプリに打ち込む。手帳に記すなどなど。
そして書いたらその予定の事は考えず、スケジュールの確認をすることだけ覚えておけばよろしいと思います。

もの凄く大事な予定なら、話は別ですが、さほどたいした予定でなければ、そんなに意識を向ける事は必要ないと思うますので、記録したら忘れてしまいましょうね。

そういうふうに心がけていれば、キャッシュスペースにゆとりが出来、何か思い出そうとした時、すっと思い出すことが出来ます。

一応こういうことなのか!と捉えていれば、日常の生活で困る事も減る事でしょう。
覚えておいて損はないと思います。

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