きっかけはマイナスとは限らず

生き方

人生にマイナスの事はない

人生にマイナスの事はない。

時々そう言っている人がいます。

自分の人生を振り返ると、マイナスのばかりの事が、いつも降りかかっていたように思います。

だけど世の中には、ドン底を味わった人、今も大変苦労されている人は、無数におります。

自分のマイナスの出来事は、その方々からみたら、本当にたいした事ではないのです。

日本にいることだけでも、世界から見たら、幸せな事かもしれません。
治安面からみても、とても安全な国ですからね。

だけど不思議なもので、幸せな国にいると、自分の些細な不幸せに目がいき、
自分はなんて不幸なんだろうかと思ってしまうものなのです。

以前の自分がそういうふうにしか考えられないクズで、コンプレックスの塊でした。

人生が上手くいっている人に対して、妬みも多少ありました。

そして自分の人生を卑下し、なんでこんなにも生きる事が辛いのだろうと、マイナス面ばかりに目を向けていたのです。

こんな思考を常にしていれば、幸せになれるわけがないし、マイナス要素ばかり呼び寄せてしまいますよね。

日々の思考は現実化し、自分の人生に影響を大きく与えるものです。

しかし、そのネガティブな思考をやめれば、自分の人生は大きく変わります。

そしてマイナスな事の意味を後から知るのです。

意味のないことは自分に起きない

あの時、お金を失ったから、金融の事を独学で勉強し、投資を趣味に出来るようになった。

あの時、カウンセリングを受けた方が良いと、人から言われたから、カウンセリングで知り合った女性と結婚する事になったとか。

急な怪我で入院したから、ガン細胞が早くに見つかったとか。

入院した時に暇だったので、小説を書いたら、世の中に発表出来るようになったとか。

車の事故で知り合った女性と付き合う事になったとか。

会社からリストラされたから、独学でプログラムの勉強をし、プログラムが理解できるようになったとか。

だいたいは自分と、自分の周り居る方に起きた事なのですが(汗)

マイナスな事が起きなければ、自分の人生を変化させることは出来ないものなのです。

そう考えたら、人生にはほんと無駄な事はないのです。

辛い時を乗り越えなければ得られない場所

友人は、最近社労士の試験に合格しました。

社労士試験というと、合格率6.5%台の難関の国家試験です。

彼が社労士を目指す事になったきっかけがあります。

元々地方の銀行マンでしたが、諸事情で、地方から実家に戻らないとならなくなり、長年勤めていた銀行をやむなく退社したのです。

実家に戻った彼は、とりあえず働かなければならなくなり、仕事を探しましたが、思うようには仕事が見つかりませんでした。

当時の日本は不況で、仕事も簡単には見つからない、厳しい時代でした。

やっと彼は月17万円程度の低賃金の会社に就職しました。

彼の生活は、お金にゆとりのあった銀行マン時代から、今までとガラリと変わり、質素でつつましいものになりました。

しかし、それが彼にやる気を与えたのです。

それから8年の歳月の間に、いくつかの国家試験に合格し、最近何度かチャレンジしてきた社労士にもやっと合格できたのです。

その彼曰く、銀行を辞めた事で、苦しい日々を過ごしてきたが、辞めた事が間違いだったと思いたくなかったとの事。

そして今では、やめて良かったと思っています。

銀行を辞めなけば、社労士を目指そうとは思わなかったわけですから。

マイナスに思える事でも、最後は絶対無駄ではないと思えるはずです。

全て今の自分に繋がっている、 大事な出来事になるかもしれません。

一時的にマイナスな状況になったとしても、悲観的になる事なく、未来の先に見える光を見つめ、未来は明るいと信じ、光に向かって進んでいきましょう。

きっとあなたの人生も大丈夫です。

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