毎日の選択に迷いがでる理由
意外にも思うかもしれませんが、続ける事の方が実際は楽なんです。
どう言う事かと言うと、普段何か毎日続けている事があるとします。
その続けている事を、たまたま休んでしまった場合、再開する時のエネルギーは、いつも継続している時のエネルギーに比べて大きいうえに、心にかかるストレスもはるかに大きいのです。
なかなかわかりにくい事かもしれませんので、具体例をあげてみたいと思います。
例えば、毎日欠かさず早朝ジョギングをしているとします。
雨が降って天気が悪い場合は、休むのは仕方ないと思いますが、何となく急にジョギングが面倒に感じ、その日のジョギングをサボりたいと言う気持ちになったとします。
そして、その日は休む事を選んでしまいました。
一度休んだ事で、自分の中で例外が認められた事になります。
そしていつもやりたくないという感情に支配されやすくなり、毎日朝のジョギングをさぼろうという気持ちが沸き起こります。
これが逃げの姿勢になってしまい、自分の決断をおかしくしてしまいます。
しかし、毎日継続する事が当たり前であれば、今日はどのコースを走ろうかなとか、今日は時間にゆとりがあるので、ウォーキングを途中で取り入れて見ようかなとか、内容についての選択を考えます。
休もうという気持ちは、 端から無く、毎日継続を繰り返すと、さほど早朝の日課であるジョギングは、苦に感じるほどではなくなっています。
継続する事の重要性については、成功している方の共通認識になっています。
継続こそ、最短で結果に導く事を、成功している方は知っているからです。
それでも心変わりに悩まされる事はある
人の心は、時に移ろいやすいものです。
毎日続けている事があったとしても、いつしか何とも奇妙な意識に苛まれる事があります。
継続して行っている事に対して、不安や迷いを抱き、こんな事していて、何か意味があるのだろうか?
または、結果が出ないことへの虚しさから、続けている事をやめたいと思うようになる事などです。
このような感情に支配された場合、半数の人は続ける事をやめます。
しかし、それでも続ける人はいます。
わかりやすい例で言えば、資格試験などがそれに該当します。
毎年1年に1回しか試験を行わない資格の場合、何度も不合格になると、試験勉強を継続する事が辛くて、止めたくなるものです。
絶対合格が無理だと、自分自身が思ってしまい、それで諦めがつくなら、早めに試験勉強を止める方が良いでしょう。
しかし、合格一歩手前にきていて、今止める事は得策でないと思い、もう一度試験を受けようと奮起し、勉強を継続した人だけが合格を手にできるのも事実です。
ですが、この落胆から奮起するまでのエネルギーは凄まじいものがあり、迷いや不安の感情が強すぎると、人は多分もういいやと思って止めてしまいます。
止めるか続けるか決めるのは自分
継続するか止めるかを決めるのは、結局自分の選択になります。
それでもやはり続けようと、気持ちを切り替えて、行動する事に集中出来れば、
何らかの結果を残すことは出来るでしょう。
そうは言ってもこの止めたくなる感情が厄介なのです。
常に継続していた事を諦めさせようとします。
自分の感情から生まれる決定の為、止めてしまった事に、その時だけは罪悪感を抱きません。
また、かなり精神的にも続けていく事が苦痛であれば、
辛くて苦しい事から解放されたいと思うのは当然の事でしょう。
その場合は止めた方が良いかもしれません。
だが、不思議な事に時間が経つにつれて、やっぱり途中で止めなければ良かったと、思う気持ちが生まれる事が多いのも事実です。
悲しいことですが、これは人間の性なんでしょうか。
やはり後悔するくらいなら、途中で止めないで続けた方が良いと思います。
しかし、止めようと思っている時には、続けたいと思う気持ちが失せていますから、感情に支配されてしまう可能性があります。
ですので 思考をコントロールする事が大事です。
訓練が必要ですが、人間の行動を起こすときの特性を知っていると、この止めようと思う感情を騙す事ができます。
止めたいという気持ちをコントロールする
ではどういう風に自分の感情をコントロールすれば良いのかというと、脳を騙す事をするのです。
脳を騙すって一体どういう事なんでしょう?
わかりづらいので具体的な方法を述べます。
例えば、毎日食器を洗っている人(主婦など)が、洗うのを面倒に感じるとします。
それでも今、洗わなければならないという場合ですが、
- まず洗い場に行く
- スポンジを取る
- 洗剤をスポンジにつける
- 一枚目の皿を手にする
- 皿をこする
最初の動作でまず洗い場に行く、そしてスポンジを取る事で、この一連の動作の最初の行動を、ちょっとだけやってしまっている事で、 脳にストレスを与える事なく全ての動作をやり遂げる事が出来ます。
最初の行動をちょっとだけやる。
これがコツです。
ちょっとだけやって脳を騙し、結果的に全ての行動を完成させます。
何か行動を起こす時に、人間はその行動に対し思考し、感情を抱く事がありますので、その思考と感情をブロックする行動が必要です。
それがちょっとだけやるということです。
最初の行動を少しだけやる事で、本来行いたい行動を促す事が出来るのです。
脳を騙すことについて、このような本がありました。
著者の方は自己洗脳について説かれています。
この本はまだ私は読んでいないのですが、評判が良いので近いうちに読もうと思います。
読み終わった感想については、また後日述べさせていただきますね。
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