自分が正しいという盲点

生き方

年長者の言う事も一理あるが・・・

どんな人でも、同じ仕事を長く続けていくと、経験を積んでいき、その道のプロになるものです。
年齢も高くなり、中堅クラスになれば、新人育成に力を注ぐ機会も増えるかもしれません。
その仕事に対して詳しくなるので、結果として自信が持てるようになります。

問題はここです。

ある程度自信がつくと、間違いを起こしていても、素直に受け止められなくなってしまう事があります。
私はこの状態は危険だなと感じています。
誰しも盲目的な状態に陥る事はありますが、自分自身がこの盲目な状態で、それに気がつかない事が、一番まずいと思っています。
仕事をする上で、この厄介な状態が、大きなミスに繋がる事があります。
チームで処理する仕事の場合は特にそうです。
冷静に自分を見つめる事が出来て、素直に自分の間違いを受け入れて、自己反省が出来ない事には、冷静な判断をすることは難しいと思います。

どうしてこういう状態になりやすいかと言うと、

  • プライドの高さ
  • 他人や仕事を軽視している
  • 他者から軽視されると腹がたつ(バカにされる事が許せない)
  • 忍耐力が弱い
  • 感情の起伏が激しい事

これらが影響しています。

プライドよりも大事なものに気がつく事

昭和の頃は、プライドがある!ことが美徳と考えていた傾向もあり、場合によっては、プライドが大事な場面もあるので、一概にプライドを悪いとは言えないのですが、プライドが高すぎる事はあまり良いとは思えません。

チームで仕事を行なっている場合、プライドの高さは逆にマイナスになる場合が多くなります。
プライドの高さが影響して、心にフィルターをかけてしまい、本来得られるはずの正しい情報が、違う解釈で認識されてしまうのです。
その結果、間違った対処をしてしまい、チーム全体に迷惑をかけてしまいます。またプライドが高いと、ミスを起こした場合、素直に謝る事が出来ず、チーム内でもトラブルになります。

一度貼られたレッテルはつきまとう

素直でない人、自分の過ちを認められない人は、周りから【 面倒臭い人 】というレッテルを、たいてい貼られるものです。
しかも一度レッテルを貼られてしまうと、そういう人として、周囲から認識されてしまうようになりかねないです。
そのせいで仕事や人間関係で苦労してしまう結果になります。
こうならない為にもプライドに拘るのはやめて、自分が間違いを犯したのなら、素直に過ちを認めましょう。
そして、迷惑をかけた方々に謝罪する事が鉄則です。
ここで、自分を守りたい欲求にかられると思いますが、言い訳や自己弁護しないようにしてください。
それが出来なければ、自分の成長を見届けることは難しくなります。

言い訳は、言いたい気持ちが前へ出ているだけと捉える事です。
また、言い訳したいという欲求は、自分をわかって欲しい、理解して欲しいという強い自己欲求である事に気がつく事です。
あきらかに自分のミスである場合、殆どの言い訳は、かなり見苦しいものです。
これを他者に言っても、あなたの印象(人間性)を大きく落とすだけの、マイナスの効果しかありません。
それよりも言い訳をせずに、素直に謝罪した方が、あなたの徳もあがりますし、もしかしたら好印象な結果を、周囲に与える場合もあるかもしれません。
【 何が悪い 】 【 これが悪い 】という、もやもやしたものが気持ちの中で残るかもしれませんが、まずは自身の起こした過ちを受け入れ、自分の器をすこしずつ広げていくようにしましょう。
時間がたつにつれ、間違いなく素直に謝罪して良かったと思えるはずです。

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